チョットひとこと 第43話

皆々様!この日々の出来事から、疑いと不安がヒタヒタと平気を装いながら心の奥に少しずつ溜まってきていませんか?
直ぐに解決出来ない事にイライラしつつも、まずは自分の生活の場の不安と不安全を解決する事、そして仕事の意味を正し、社会と自分との結びつきに精進する事等々、宿題をもって一日一日を一歩一歩と歩いていくしかないと私は想っての日々です!

なぁんて・・・バタバタ慌てている内に、早4月!高知では桜が咲いた!とのニュース。ウカウカしていられません。
桜・桜・桜の時期は、憧れと期待と愛でる心を持って会いに行く桜が都内外にあっちこっちあり忙しくなります。皆々私を待っている気がして・・・。その前にやってしまわなければならない事が山ほどです。

さて、一昨年故郷秋田の「秋田大学」の講師となり、年に何回かの講義(というか、そんな仰々しいものでなく、単なるおしゃべり!)をしています。きっと私が秋田大学学芸学部(今は教育文化学部となっている)付属幼稚園・付属小学校・付属中学校の卒業生だったからでしょうから。
まぁ第一回の講義の時、久々に大学なる敷地に入ってみて、その広々としていること、ゆったりと教授が資料を持ち歩いている姿、お喋りしてコロコロ笑い転げながら小鳥の移動の様に小走りに行き過ぎる女の子たち、立木に4~5人の男の子が、各々のスタイルで肩叩いたり頷いたりのグループの伸び伸びとした姿に、自分の日大芸術学部演劇学科入学当時の姿が重なり、あの出発にして今日この時を迎えている46年間が走馬灯の様に襲い掛かりました。

大学で出会った1年生2年生を“可愛い!”と思う自分が「なんだか、私変だヨ!」という感じで、自分で自分を笑っちゃいました。何人かの留学生ともすれ違い“そうだ!日本の片隅の秋田に縁あって来てくれたんだし、何かこの子達にお土産を渡してやろう!日本舞踊の「さくらさくら」と「荒城の月」を教え、普段着でもよいから着物・帯・扇子・カセットテープを持たせて母国に帰したい。各々のお国で日本舞踊を踊ってくれ、また自分の家族を持った時、日本に秋田に懐かしいと旅行に来てもらえたらいいなぁ!”と思い立ち、早速学生センターに希望を伝え、念願叶ってこの5月から授業としての稽古時間が貰えました。

さぁ、これからが大変!リサイクルセンターで女の子が喜びそうな着物探し、自分の箪笥を引掻きまわし・・・でもまだまだ足りません。また男子のウールでもよい着物、浴衣がなかなか集まらず・・・このコーナーを開けて頂いた方で、男子の浴衣・一重や合わせ・帯、女子のものもですが、紐、何でもOKです。ご両親様のもので整理しようと思っているものがありましたら是非下記に送ってくださ~い!
なんとか寸法直しをして、母国に帰る時、持たせてやりたいと思っていますし、もし日舞をやっていた方で、お扇子などある方いらしたら是非お願い申しま~す!

<お送り先>
〒164-0012 東京都中野区本町1-29-13-102 あさり座内 浅利香津代宛
TEL03(3378)7246
お問合せはFAX又はメールにてお願いします!
FAX 03(3378)7248
メール info@asarikazuyo.com

平成24年卯月吉日 香津代