チョットひとこと 第55話

長い間このコーナーを書けずにいました。訪れて下さった方々、本当にごめんなさい。スンマセンの香津代です。でも、今日はいよいよ書く気力有りです。

さて、過ぎし日の報告です。秋田市内の小学5、6年を対象に、生き抜く生命力と平和の講話そして朗読の80分の授業「平和の朗読会」をやっていました。いままでは、一年で10校ほどだったのが、7年目の今年はなんと、申し込み校が増え20校!主催の秋田市役所もびっくり。私もビックリ。
夏休み前を希望する学校が多く、7月いっぱいで14校やりました。冷房は無く、30度が続く秋田で汗ビッショリ。授業の最後が、校歌をひもとき、意味を子供たちと考えます。そして「6年間歌って来た校歌をうたってねぇ!」と。そして先生にCDをながしてもらい日本舞踊を踊るのです。
毎回初めての5、6年ですから、その心をひらかせ、親しく交流し合えるまでが難しく、また、楽しいのです。みんなと別れる時「さようなら、また会いたいねぇ」と、手を振りながら涙がジンワリ。「この子たちに幸あれ!どんな事にであっても生き抜けよ。」と心の中で叫んでいる私です。そう思えることも今の私の『生命の泉』です。

これからも、秋田市内だけでなく、秋田県いえ、日本中の子供たちと出会えるこの「平和の朗読会」はやっていきたいのです。このコーナーを読んでくださった皆さん、私にこの朗読会を開く機会をもらえないでしょうか。これからの世界の、日本の平和を壊すものに気づき、取り去るために一人一人が自立し行動する事が、よりよい国づくりにつながると思うのです。

≪大事なご案内≫
10月2日に日本舞踊教室『清香會』の発表会をやります。今回で6回目になります。あと、同月25日には、『~清香會~和の輪』公演です。公演場所、お申し込み方法など詳しいことは、このホームページの「浅利香津代スケジュール」に記載しています。チラシ画像(『清香會』おもて 『清香會』うら 『和の輪』おもて 『和の輪』うら)もご覧になって、ぜひぜひお越し下さると嬉しいです。

『清香會』第6回目の私の朗読も6作目、『秋田の岡本っこ』です。江戸期に秋田の横手に歌舞伎役者をやめた市川団之丞が残したといわれる岡っこ。今日まで分流しながらも各町で生き生きと伝承され、無名の庶民が継承し続ける、その魅力こそが伝統芸能。その魅力を知りたい、伝えたいと想い、顕彰するための朗読です。

『~清香會~和の輪』には、世界が、日本が、足元が、空が、不安定な折、もう一度ご先祖様たちへの想いを深め、自分の体幹にお日様をあて、栄養を与え、安心で安全な心の在り様を得る、そのような集いを。という私の想いがあります。みんなで、日本を取り戻す芸能の集いにお集まり下さ~い!

鼓登治先生の豊富なお話で「和」を解き明かしてくれ、うなずける事山ほどです。「古事記」の朗読で鼓登治先生が踊ります。音曲なし、言葉だけで踊るのです。「みもの」です。ほかに、『清香會』に4歳から入會し、もはや9歳の寧々ちゃんが「秋の編」でお月様を踊ります。凄まじい成長をみて下さいね。

平成28年長月吉日  香津代