香津代のチョットひとこと第92話

毎月遅くとも中旬にはこのコーナーの更新をしておりましたのにコロナの東京の毎日の感染者数にただただ驚き、身体はこわばり心は震えどうしていいのか・・・

今まで元気にただただ毎日、仕事の準備と本番、事後処理と次の稽古とバタバタガタガタ忙しく頑張ってきましたのに、3月のコロナの急激な状況からすっかり狂い、10月までの仕事は延期・中止!オタオタどうしようとしてる内8月の猛暑で体調を崩し、やっと9月中旬過ぎの涼しさで少し元気になり、積りに積もった用事を片付け始めても、セッセとやったつもりがはかどってなく、気が付くともう11月!

このコーナーを開けて下すってる方々から「大丈夫?」「どうしてるの?」とお声を頂き、ご心配おかけしましたぁ!少し元気になりの日々で~す!

 昨日片づけの中から、ひとり芝居10数年前の『足の裏の神様』千秋楽後のファンの集いの写真とそこに書いてある自分の感想を見つけ涙!「~ともかく長い公演無事終えられた安堵感いっぱいで急ぎ化粧を落し汗だくで、お待ち下すっている集いの会場に着きいっぱいお待ちの皆様に賞賛の感想を頂き、涙がとまらなかったぁ!感謝!

『自分の日常でない劇場で日常に無い体験をし、“生きる元気”を体感するのが芸能の本願!そこで“浄化された心で新たに人生に立ち向かう勇気や心を与えられる!”その芝居の魅力、その為に役者は生きるのだ!』と学んだ師匠からの教えの声が聞こえてくる。そう、そのための己の人生の宿題があり、それに向かっているからこそ劇場にいらして下さる方々とお会いできるし、励ましも頂けるのだ!皆さん!有難うございま~す!」

読み終わり、涙がスーッと!そうです。その自分の感想こそが、今の私に一番必要なこと!大事な事!と・・・

涙ふきながら、このコーナーを書く気持ちが動き出したので~す!

皆々様も頑張っ!!の日々をお過ごしと思います。また一言でもお便りを下さいねぇ!そして、いつの日かいつの日かまたの演目の会場でお目にかかれます様にと願っております。コロナ終息を毎日祈り願いながら・・・もう立冬!寒くなっていきます。ご体調に十分お気をつけて下さ~~~いね!

令和2年(2020)霜月吉日 香津代記