またまた“チョットひとこと”を書こう書こうと思っている内、三ヶ月もたってしまい、もう香津代のHPをあけてくれてる方々も呆れかえっていることでしょう!
本当に本当にごめんなさい!お久しぶりで~す!
香津代の「ふきのとう通信」を購読して下すっている方々には、9月に発行した80号に記載したのですが、昨年から香津代は、児童文学の若林一郎先生が親方で紙芝居を教えている「きらく座」という塾に参加し勉強していたのですが、昨年7月~12月まで月に一日「紙芝居劇場」として、東京は町屋の、センターまちやビルの4階にある、ムーブ町屋のハイビジョンルーム(70席)で公演をしてもらえることになり、それが好評にて今年も7月~12月まで、それも一日二回公演をやらせてもらえてます!11月22日(土)の公演では、香津代は「つるの恩返し」の語りを、あさり座の杉山華子が絵引き、小泉ヒカリが楽器を担当。それからもう一本は「かにかにこそこそ」を、劇団青年座所属の小池 榮先輩と語りました。お客様はお子さん連れの方が5組ぐらいであとは中高年の大人の方々・・・。
小学校の頃、紙芝居のおじさんが自転車でやって来て水飴を売り終わると拍子木を打ちながら日本昔ばなしや時代劇を音色よろしく映画の弁士のような口調で物語ってくれたのを思い出して“懐かしい!”と大人の方々が胸いっぱいになって“よいひとときでしたぁ!”と喜んでくれ、テレビで育っている子供たちも動かない絵をじーっと見ながら、時折語る人の顔をみたり、楽器の音にそちらを見たりと、まばたきもせず見入って聞き入っている様子に、やっている私たちの方が本当に“よいひととき!”を過せているのです!
今年最後のステージが12月20日(土)です。HPの日程にチラシを入れてあります。ぜひ見て下さり、お子様(中学・高校生大歓迎!)お連れ下さり、いえいえお連れにならなくてもお知り合いとご一緒にお出かけくださ~い!まずはご予約してくださいね!予約電話番号が案内に記載されていますので!
さて、役者の私の宿題は、肝心の紙芝居の絵と一体化が出来ない事なのです。作品を読み込んで、自分なりの人物や状況、景色等想像しても、出来上がっている絵がとんでもなく今風にまんがっぽく遊び過ぎていたり、人物や色がきれいに描いてはいるけど印象が弱く、淡く単調だったり、日本の昔ばなしなのに風俗が中国か韓国風で時代や生活があまりにもいいかげんだったりするのです。私は私で語りでなんとか伝えようと力が入りすぎます。ゆったりとおおらかに自由にお客様の想像性で遊んでもらう事より、香津代が余分な説明的な語りで音色や役づくりがしっくりとこなくなっている様に思えます。絵と語りが五分五分の力を持ってお互いを生かし合うにはどうしたらよいのだろうかと11月の公演終了後はほんとうに落ち込んでしまいました。12月20日は「ゆきおんな」を語ります。さて、絵はまだ見ていないのですが、どんな絵かなぁと楽しみでもあるし、恐くもあります!紙芝居の絵を描ける方いらしたらいいなぁと!絵心のある方と出会いたいと思っている今日この頃です。
12月20日のお出かけをお待ちしてま~す!
平成20年師走吉日 香津代